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ホームK's-2001αのリシャフト

今回、1本取りの「K's-2001α」のリシャフト用マニュアルを作成いたします。

 

在庫とは別に、先日、試打用として1本シャフトを分けていただきました。

 

 

 

まず、スパインファインダーでスパインのありかを探します。

 

 

振動数を計測します。

 

今回仕入れたシャフトすべてが282~284cpm内に見事に納まりました。

FST PROシャフトはもう少しバラつきがあるのは、全長が異なるからだと思います。

 

 

今回ヘッドに使うのは、これ!

TaylorMade EL-1

「何だ、これ?」って云ってる方もおられるでしょうけど、純正シャフトを抜いて使います。

重要なファクターであるヘッド重量は、270g

 

 

先端部分をカットするのですが、

 

0.5インチずつ

2,3,4,5,6,7か数えていくと、3インチ 

先端を3インチカットします。

 

念のためマスキングテープを巻いて

(急いでいるときに、うっかり間違ったところをカットしないようにね)

 

カットしようと思ったけど、ちょっと待て!

 

7番アイアンだけの調査では意味がないので、他の番手と比較してみよう

1番アイアンで試してみる

 

ヘッド重量 232.5g

 

全長の振動数は、259cpm

 

それでは、先端を3インチカットして、通常の7番アイアンの仕様

まだバット部分はカットしていない。

したがって振動数は低いままのはず。

 

 

7番アイアンヘッドの重量は、270g

1番アイアンは、232.5g

2個の公差は37.5g

通常1番手ごとに7gのギャップが生じる。

7g×(7-1)=42g

1番アイアンと7番アイアンのヘッドで42gのギャップが必要だが

4.5~5g足りない。

 

そこで、5g(正確には4.8g)のバランサーを足して275g

全長で計測してみる。

振動数は、269cpm

 

5gのバランサーを抜くと、271cpmになる。

 

2サイクル

5g≒2cpm

こういう曖昧な数値が出てくる。

 

ではここで、

4.8g、6.7g、9.1gで試してみる。

 

6.7gで269cpm

 

 

用意した9gのバランサーが細かったので、

こういうことをしてみた。

マスキングテープを巻いて、太くしてみました。

重量は、9.1gになりました。

 

 

9.1gで267cpm

 

 

結局、

9.1g-4.8g=4.3g

269cpm-2667cpm=2cpm

 

9.1gの重量の増加で、

271cpm-267cpm=4cpm

 

9.1g÷4cpm=2.275g

この場合、約2gで1cpm変化しています。

もっと細かい数値が導き出せるのでしょうが、それ以上はあまり必要がないのでこの件はここで終了します。

(変な数値が出てくることもあるので、厄介でもありますし)

 

 

スイングウェイトも念のため付け加えておこう。

1番アイアンにノーカットのシャフトをつけて、F-3

 

 

7番アイアンに、先端を3インチカットした上、5g(4.8g)のバランサーをつけて、G-0

 

何か納得できませんが、

これで通常のSフレックスの状態となります。

 

 

 

1番アイアンで259cpm

重量調整後の7番アイアンで269cpm

計測した振動数の交差が少なすぎます。

 

 

同じ7番アイアンのヘッドを用いて、

先端カットなしで、257cpm

3インチの先端カット、で271cpm

 

271cpm-257cpm=14cpm

 

3インチの先端カットで14cpmの上昇となります。

つまり1インチの先端カットで4.7cpmの上昇

 

かなり振動数の上昇が緩やかです。

 

1番アイアンが42g軽いことを考慮すると

2g=1cpmで

42g÷2g=21

21cpm数値が上がるとして

257cpm+21cpm=278cpm

 

3インチ先端が長くなると、14サイクル遅くなるので、

278cpm-14cpm=264cpm

 

計算上は264cpmですが、実際は、259cpm 

この数値の開きをどう解釈するかになります。

 

 

FST PRO115シャフト、41.5インチの場合 285cpm

5番アイアンを作製の場合、先端カットは2.5インチ

 

K's-2001α 41.5インチ 282~284cpm

同様に、先端カットは2.0インチ

 

5番アイアンでさらに4cpmの差が出ます。

 

9番アイアンでは、まだ余分に4/8インチ

合計8cpmの差が出ます。

 

結局9番アイアンでは、FST PROよりもK’s-2001αの方が1フレックス近く柔らかくなります。

(10cpmで1フレックスです。)

 

上記数値は、通常ではありえない手元カットなしのとても長いアイアンクラブの実験数値が出てきております。

その点、考慮してご判断ください。

 

 

FST PROシャフトは、1番手短くなるにつれ、5/8インチ先端をカットします。

本来カットすべきは全長で0.5インチ

つまり、1/2=4/8です。

ここで、1/8先端を余分にカットすることになります。

1/8インチ硬い手元部分が残るため、より振動数の上昇が大きくなります。

このままですと、K's-2001αでリシャフトしたアイアンセットは、ショートアイアンが特に柔らかくなります。

 

そこで次回は、先端カットの方法をFST PROと同じく5/8インチずつ短くして検証してみます。

 

 

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