リッチな店長日記
ドライビングディスタンスのデータ
2019年02月05日
1980年 メタルウッドがPGAツアーで使用された年
平均飛距離は256ヤード強
1995年 トランポリン効果を用いたドライバーの出現
1998年 USGAのスプリングライクイフェクトの規制が始まる
しかし当年、平均飛距離が270ヤードに達した
その翌年も引き続き平均飛距離は伸び続ける
その後の大きな変化は、糸巻きボールがマルチレイヤーボールに切り替わる2000年から2002年
その2年間で平均飛距離は、273ヤードから279ヤードに跳ね上がる
そして昨年、PGAツアーの平均飛距離は、296ヤードに達した
(グラフの数値を読んでいるので、1ヤード以内の上下はご容赦いただきたい)
平均飛距離に絞ってお話しましょう
2003年から昨年の2018年
各ツアーで平均飛距離の変遷を考察してみましょう
ヘッドはチタン合金
ボールの構造はマルチレイヤー
それ以来あまり大きな変化はありません
飛距離の変化を述べるのには最適な条件ですが
それぞれ、
PGAチャンピオンツアー(シニア) 269.9 ⇒ 277.6ヤード(+7.7ヤード)
ジャパンゴルフツアー 279 ⇒ 282.9ヤード(+3.9ヤード)
PGAツアー(18ホール中2ホール) 285.9 ⇒ 296.1ヤード(+10.2ヤード)
欧州ツアー 286.3 ⇒ 294.7ヤード(+8.4ヤード)
Web.com ツアー 292.3 ⇒ 304.9ヤード(+12.6ヤード)
LPGAツアー 249.6 ⇒ 252.7ヤード(+3.1ヤード)
さて、これをどう捉えるか
あまりにも伸びていないツアーがあるのではないだろうか?
この15年間、飛ばしても曲がりくいクラブが多くなった中、それほど強振することもなく
プレースメントを重要視して、飛距離はアップしていないツアー
極端に飛距離がアップしたツアーに分かれている
Web.comツアーがその典型だ
主に若手の登竜門「Web.comツアー」
全選手の平均飛距離が約305ヤードとは驚く
数年経てば、この選手たちがPGAツアーにやってくるので、飛距離は数年後にほぼ同じ数字に反映される
数年経てばまたWeb.comツアーの数字も上がっているだろう
しかし、女子の数値はどうだろうか?
たった3ヤードの上昇
ティーショットはフェアウェーへのプレースメントを最重要視して、飛距離の増加がほとんどない
ここで私が思うのです
原英莉花という女子プロ
スイングがいかにもダイナミック
躍動的で、飛距離も出る
今迄に飛ぶプロはあまり長らく活躍したことは・・・・・・
岡本綾子が飛んだか
でも、
宮里藍は飛ばなかった
飛距離を語るだけがゴルフではないが、
飛距離のアドバンテージを女子に語るのはどうだろうか?
私は、今
もうそろそろ
女子の飛距離アップについても考えるべきではないかと思うのです
1点のみを狙って打つゴルフではなく
ミスした際、どちらならいいのか
大きく曲げてミスをしたとしても、そこからリカバリーショットを男子プロ並みに打てて
簡単にスコアは乱さない
そんなプロがそろそろ出てきそうな気がします
そういえば福嶋晃子も飛んだよね
もしもそういう時代が来ると予測したのなら、
既にそういうゴルフに移行していかなくてはならないのではないでしょうか?
みんなの一歩前に
その行動こそが、ゴルフを変えていくことでしょう
ゴルフコーチとしてのジャンボ尾崎にしか出来ないことなのでしょうかねー?
ところでいつも練習場でうんちくをたれているシングルさん
ハンディキャップが6以下の上級者に絞ってお話しましょう
あくまで日本のデータではないのですが
日本の数値はもっと低いかもしれません
1996年から2018年にかけてドライバーの平均飛距離は、9ヤードの上昇
いったい、それってどうなの?
ゴルフをどう教えたらいいですか?
どういう風にゴルフをとらまえていますか?
クラブが飛距離を伸ばしてくれるって、そんな風に見えてきませんか?
プロは、最近のドライバーが振っても曲がらなくなったことを知っている
それを生かしたゴルフをしている
(日本のデータではないので、そんなゴルフを推奨しているプロはきっと少数派でしょうけど)
データの分析って
たまにはやってみないとね
確からしさを信じながらね
しかし、上記のデータは18ホール中、2ホールの計測で成り立っているものです
トーナメントによってはドライバーを使えないようなホールで計測しているケースもあります
どうぞその点はご考慮ください
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