リッチな店長日記
プロだと言う表札だけでは強くなれない
2016年10月03日
車の掃除をしようと思ってたのに
テレビでゴルフを観てたら、そこから動かれんようになりました
日本女子オープンでアマチュアの畑岡奈紗選手が優勝争いをしていたからです
前日まではアマチュアの長野未祈選手がトップ
しかし、最終日のスイングの軸がかなりブレていたところはもう皆さんご覧の通りです
力強くプレーを推し進めた結果、畑岡選手が優勝しました
プレーオフになれば、相手選手次第で結果は変わったかもしれません
しかし、強い選手は残念ながら後半スコアを伸ばすことが出来ませんでした
Kのマークの手袋がテレビ画面で大写しになった李知姫がそうです
最も注意すべき選手が、畑岡選手の目前
いくつかの偶然よりも、それ以上に畑岡選手のゴルフがしっかりしていました
アマチュアが上位に来ると、いつもこのコメントが出てきます
「アマチュアに負けてはいけない」
「プロが勝たなければいけない」
JGA主催の競技は、必ずどこにどういう球を打つかという大筋のテーマがあります
それを前面に出してプレーすべきところ
自分の球筋でプレーしやすいようにプレーすると、いくら強いプロでも良いスコアは出ません
アマチュアで長らく活躍した選手が、上位に上がってくるのはごく当然のことなのですが
さて、1打差で負けた堀琴音選手
ツアー未勝利
自分が初優勝するというよりも
その手前に、プロだから勝つべきと余分なプレッシャーを自分に押し付けてしまう行為はどうだろう?
いくらどうコメントしようとも、プロであることの重圧
そういうのは要らぬ思考であります
ありありと出ていたのが、最終組の長野未祈選手と柏原明日架選手がホールアウトしたときの様子
いやいや、あなたはもうプロです
ついこないだまでアマチュアで優勝争いをしていた選手です
ひとりのアマチュア選手がこのトーナメントを頑張ったことを称えてあげる立場です
自分のふがいなさを悔やんでいる立場など、公で表現するべきではありません
少しですが、画面からそういう雰囲気が受け取れました
そちらの方がもっと残念です
こういういやらしい見方も出来ます
しかし、そういう心情の上には、こういう検証が必要なのは当たり前
プロ対アマチュアの戦い
日本女子オープンは、2サムでのプレー
中にはプロとアマチュアのペアリングがあります
昨日はその組合せが全部で10マッチ
4日間のトータルストロークでの勝敗はプロの2勝6敗2分
最終日だけの勝敗はプロの5勝4敗1分
まさにプロとしては微妙であります
しかし、我々が思うことは
その時、一番強い選手に勝ってもらいたい
皆さんの中には贔屓の選手に勝ってもらいたいというのもありますでしょう
強い選手が勝つというのは、どこか納得が行くじゃないですか?
ひとりのアマチュア選手が、強いから勝った
それがどのタイミングで出てくるかはやってみないと分かりませんが
しかしね、
ついこないだまでアマチュアでやっていて、結果はプロになってもなんら変わりもせず
そういうケースが目に付きませんか?
やっていることがまったく的外れなこと、
海外に行くだけじゃ、どうしようもない
出発地点が違うんだから、いくらアメリカで習ったとしても、深いところまでは入っていけてない
海外の水になかなか馴染めてないですね
残念です
服部道子という選手がいました
ジュニア時代に大爆発した選手です
本来ならもっと成績を上げても良かったはずなのですが
テキサス州立大学に行きました
そこにはハービー・ぺニックがいました
でも、言うことは聞かんかったようです
日本から連れて行った体の大きなコーチが、アドバイスはせんといてくれと
そういう話でした
体の小さなミチコが、どうしてあんなスイングが出来るのか
それなら何のためにアメリカにやって来たのか
そんな話を息子のティンズレー・ぺニックから聞きました
ありがちな話です
島国の日本ではね
ゴルフで深い人間関係を形成すること
それも海外の人と
文化が違いますからね
ゴルフも違うんですよ
だから、早めに海外の文化に触れていないと一般の人は難しいのですかねー
錦織圭みたいに海外のコーチと上手くやっていくこと
ゲットアロングウィズ
分かりますカー?
それなりの努力が別に要るわけですよ
ディフェンディングチャンピオンが、チョン・インジであったこと
これは偶然ではなかったと思います
きっと畑岡選手がこれから活躍するには、このことが必然だったといつか分かると思います
思い返してみると必然だったってことがいくらか
いや、人生いくつもあるんですよ
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