リッチな店長日記
理不尽なハーフセット
2023年10月25日
おはようございます
ちょっと今日はウンチクを
人に話せるような内容で紹介してみましょうか
まあ、上手に話せたとしても5分も埋まらないでしょうけど
せいぜい2分かな?
昔、ゴルフを始めるのに
当時は中古屋さんってほとんどなく
新品で最低限というか、みんなハーフセットっていうものを買っておりました
その内容は、
・ドライバー(1番ウッド)当時は42.5インチ
・スプーン(3番ウッド)
ウッドは木製、もしくは価格によってはプラスチック製
・3番アイアン 38インチ
・5番アイアン 37インチ
・7番アイアン 36インチ
・9番アイアン 35インチ
・パター 33インチかな?
以上7本
本当に14本の半分のハーフセット
貴方が買ったハーフセットにサンドウェッジがついていたり、
グラファイトシャフトのものがあったりした場合は、それは後期の話
人に話せるほど昔ではありません
ぜーんぶスティールシャフト
それにハーフセットサイズのキャディーバッグ
これが肝心なのよね
あまり良いものはありませんでしたけど、まさかフルセットのキャディーバッグに
たったの7本のクラブを入れると
ガッチャンガッチャン、音がするだけで
しかも嵩張るし
ドライバーいうても打てへんしな~
もうちょっと易しく作っておいてくれればいいのに
スライスしか出んような
しかも球は上がらん
ハーフセットのドライバーなら、14度くらいのヘッドにしといてくれたら
みんな容易く打てたのにな~
しかもフックフェースで
3番ウッドでティーショットは、それなりに出来たけど
地面から打つには
ちょっとだけテクニックが要ったかな
しかし、3番アイアンは使えん
なんでああもフラットなライ角度なんだろうか?
アップライトに作ってやるべきだろう
スティールシャフトは、先端がパラレルで
何番用、ってのはありません
ただカットするだけ
当時の接着剤やから、それだけでは危ない
ヘッドが外れて飛んだらアカンので、どれもこれもホーゼルにピンが打ってありました
長らくピンの風習が残っていたのは、ベンホーガンです
ホーゼルの内径がバラバラで
先端がテーパーのシャフトを入れようとしたら
キッチリ入れるには、ステップの位置が合わんようになるんよね
内径に合わせて、先端をカットして太いところを使って
入れれないこともない
その方が組立てるのにしっくりいくけど
バラバラなんよね
フィーリングも崩れる
クラブとしてはアカンようなものやったけど
ピンは上手に打ってあったな~
使えるアイアンは、5番、7番、9番の3本
3番なんかきれいなままで終わってたもんな~
その次は言わんでも分かりますよね
そう!
バンカーショットよ
9番で打つしかないでしょ
フェースを開いて
海砂やったら、どうしようもなく
余分に一打費やすことになります
ただ少し砂にめり込んだ球を1打打って
通常のライにする
そして次で出す
しかも革巻きのグリップでね
そういや、私の9番アイアン
なぜかグリップが少し長かったかな
あれ、わざとそうしてたんだろうか?
短く持てるように
そうなると
よう考えてたな~
私のクラブ言うたかて、全部親父のクラブやったんですが
サンドウェッジを買い足すこともできました
しかし、お店に並んでいたのは、
サンドウェッジでもダイナマイトという形
分かります?
当時9番アイアンがロフト45度前後
ただ、55度にして同じようなものを作ってくれたらよかったのに
そうはいかなかった
ソールが広くて、バンスというか
あれはバンスじゃないな
バンスを測ればきっと0度になる
ソールの中央が大きく出っ張っていて
バックフェース側のトレーディングエッヂが逃げるように丸く
最も出っ張った個所がソール中央だから、バンス角は0度となります
おかしな表現方法でしょ
バンス角っていうものは
あんまり役に立たないよね
ソールの広いサンドウェッジには
だからね
構えるとリーディングエッヂが地面から浮き上がるのよ
バンカーやラフで球が浮いているところ以外で打つと、即、トップになります
だから全部エクスプロージョンなんです
それしかできないの
それに刃が出ているしね
リーディングエッヂよ
オフセットにもなってない
グースネックなんて
よっぽどお金持ちでリンクスのサンドウェッジが買えなかったら無理やった
プロみたいなショットは打てんようにできてたの
だから、エクスプロージョンショットがなんぼ正しいことだと、みんな知ってはいても
上手にすくって打ってたな~
それも9番アイアンで
サンドウェッジの次に買足すもの
それはピッチングウェッジでした
それならまだ打てるのよね
ソールが薄いから
もちろん違うブランドのね
その次が、5番ウッド
これが重宝するんだ
5番ウッドを買わない人は、4番ウッドを買いました
まだ当時は5番ウッド(クリーク)よりも4番ウッド(バフィー)の方が多かった時代
その下は、あまり並んでなかったな~
でも、あとでよく売れたりしたんだ
丁度その辺りの番手
5番ウッドの下
3番アイアンが打たれへん
5番ウッドの下は、5番アイアンまで飛ぶんですな
そこを埋めようとしたんです
儲けた会社は多々あったでしょう
それはウッド作りの会社
アイアン作っている会社には無縁だわね
アイアン作る会社には、ウェッジしかないわね
1本1万円もしないクラブ
そういうのがよく売れました
まだ私は買う方でしたけど
百貨店のバーゲン会場でも、バラアイアンがそれなりに売れたんです
今では考えられんだろうけど
偶数番手を補充したり
苦手な奇数番手を買替えたり
当時ピンパターは2万円前後
そんなん誰もが持ってない
しかし、
パターの多様さは、今以上にあったと言っても間違いじゃないだろうな~
最近はフェースバランス系は多いけれども
マレット系は少なく
T字型もあらへん
上手下手だけではなく、もっと楽しめる形のパターって
あっても良いと思うんだな
ウンチクは要らんから、なんか楽しそうなパター
ウンチの形をしたパターと違って
なんかある筈なんだが
そこんところに遊び心が足りないよね
今の人は