リッチな店長日記
やさしいアイアンの追求
2020年05月28日
日の高い中、仕事の修理が溜まってきましたが
やらねばならん
わたしゃ平手造酒(みき)ではない
「行かねばならん 行かねばならんのじゃ~」
しかし、三波春夫でもない
開発中のアイアンです
なんや、マッスルバックか
お客様がそう仰られたのではありません
いつもの皆さんの反応がそうなのです
(私の感じるところね)
100均で買ってきた粘土のセット
こんなにたくさん要るのだろうか?
そろそろ始めましょうか
キャビティーバックのアイアンを説明しましょう
特に今回はボックスキャビティーについて
重量配分を説明します
平たいフェースに先ずはソールをつけるという考え方で
壁を盛ってみました
それに蓋をしたら
ほぼボックスキャビティーのヘッドが出来上がります
ホーゼルという、シャフトとの接合部分もあるわけですが、
そこにもずいぶんと重量があります
でも形状はそんなに変わりません
キャロウェイにS2H2という極端に短いホーゼルのデザインがありましたが、
ホーゼルを除くヘッド部分に重量を配分しやすいのですが、
重心距離があまりにもシャフトから長くなってしまいます
フェイスコントロールがしにくい、難しいヘッドになってしまいます
蓋をしただけなので中は空洞です
それほどがっつり重心が下がるわけではありません
トウ&ヒールバランス
左右に重量を配分し、スイートエリアを大きくする方法です
確かに左右に大きくなりますが、その分重心が上がってしまいます
フェースの上っ面寄りで打つと、打球が弱くなりますので
トップラインもそれなりに厚みを持たせないといけません
これでよく見かけるボックスキャビティーのデザインです
大まかに、こんな感じでしょ
ただいま開発中のアイアンヘッド
無垢の金属がそのままソールについてます
重量がドスンと下にある
そんな風になります
真ん中が膨らむようにしておりますが、
これを左右に散らすと意外と振りにくくなるの
これはまた次回にお話ししましょう
下から見るとソール幅はほぼ同じ
でも
これだけじゃダメなのね
やっぱり上っ面付近に当たると弱いので
トップラインを太く
ではなく、
トップライン側にも少し重量を
そして出来上がったヘッドが今回の
キャビティーよりも重心は低く
球は上がりやすく
それに、
もっと良いことが
こいつは、またにしましょうね
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