リッチな店長日記

みんなの知らないゴルフ産業

2017年07月24日

おはようございます

今日は市川町事情についてお話ししましょう

我がマスダゴルフの商品

「ボンダイウェッヂ」とアイアンの「フランシス&エディー」

「F&E」と呼んでおりますが)

発注の数量が少ないからこそ、よくわかる話

 

それが一体何かをお知らせしましょう

あともう少し禍は続くでしょうけど

 

Y社契約プロが同時に男女で優勝した時の話

ショップからの注文を予測して、多量のアイアンヘッドの「アラ」をこの地方で製造しました

その素材が25C

「ニーゴーシー」と読みます

当時ほとんどの市川町発のアイアンは、3ナチャラトいう素材

「アラ」が25Cのものと3ナンチャラで混ざってしまいました

両者はほとんど見分けがつきません

でも、後々分かるんです

ライやロフトの調整が柔らかくて曲がりすぎるものと、なかなか曲がらないもの

曲がりすぎるものは、3ナンチャラ

ナンチャラは、正式な名称を知りませんからそうやって表記しています

柔らかい

当たり傷が多く目立つ

 

小口で頻繁に注文しているからこそ、その変化に気づくのです

 

急にライロフトの調整が難しくなりました

難しくなったというよりも曲がりにくくなりました

それまではすぐに曲がり過ぎていました

1度曲げるところが平気で1.5度曲がっていた、というような

 

アラが混ざってしまった以降は、25Cに統一されるわけですが

市川町って、随分と広範囲の地域のクラブを製造しています

 

それと、運悪くもう一つの事件が発生するのです

メッキ不良事件

ほぼ同時期、なぜかメッキが剝がれる

そんなことがありました

金属関係のお客様の話では、どうもメッキの電圧が足りていなかったのではないかという話で

メッキ不良は、当方のようにすぐに消費されるものでしたら分かりようがあるのですが

そのまま店舗や倉庫で保管されるものについては分かりようがありません

当店では、完成の際にロフトとライはチェックしますから分かるんです

 

だから、

当店としては仕方のないことですが、

そういう他社クラブの修理を受けることがあります

 

挟んだだけでペキッとメッキが割れてしまいます

なるべく、しっかりホーゼルを挟まないタイプのベンディングバーを使用しますが、

それでも、メッキが荒れてしまうことがあります

もう少しの間そういうことが起こるでしょうが、どこが補償してくれるでもなく

困ったことですなー

購入先で、ライ・ロフト調整をしないことには、問題解決とはいかないようです

 

困りましたなー

そんなこと、誰も知りやしない

誰が本気で受け取ってくれるでしょうか?

それが言い訳で通るはずもなく

 

 

ゴルフ産業って、こういう風に成り立っています

たまに違うメッキ屋さんでお願いすることもあるんですが、

仕事に携わる会社の数がそれほど多くないですから

 

お互い追い込んでも、成り立たないのです

申し訳ありませんとしか、言いようがありません

 

 

Facebookコメント



ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット