リッチな店長日記
ウォーターハザードからの処置
2016年09月14日
子どもたちの全国大会
つまりは決勝戦
9番ホールと18番ホールのグリーン奥で他の父兄の方と観戦していたのですが
どうもルールが曖昧で
すでにこのレベルなら、もう少しルールに詳しくても良いのでは
そう思ったのです
だから書きますね
もう少し濃く書いたつもりですが、ちょっと線が薄いので見難いかもしれません
山岡カントリークラブの9番ホールです
グリーン奥からの風景です
こちらから見てグリーンの向こう側に池があります
黄色いマーカーでラインを引いたのですが見づらいですね
そうです
黄色い杭が立っているウォーターハザードです
ティーグラウンドは、ピンクの矢印で示しているように向かって右側
つまりホールでは左側から上り坂を越えて打ってくるのです
狙いどころはAの左足下がりのエリアですが、ショートカットしてBのフラットなエリアに打ってくる選手もいました
Aのエリアから、ピンまでは100ヤード弱
何かしらウェッジでしっかり打てる距離となります
Bのエリアからは、60ヤード前後
いくら平らだといっても、池越えのハーフショット以下のコントロールショットはいかにも難しい
上級者といえども池に入れる子どもは続出
コースマネージメントですなー
いかにもホールの左をショートカットしてきたのでしょうが、残りの距離は短くなりましたがベストポジションではありません
この場合のベストポジションはセンターから右サイドのAエリアです
でも、打ってしまったものは仕方がない
左サイドにあってもラフなどで球が浮いていればそれほど難しいとは思いません
逆にフェアウェーの芝生が短くてライの良いところが命取りになるんですなー
セカンドショットを少しダフって池の中
そこから先の話をしましょう
通常ならプレイヤーのサイドからお話しますが、
あえて、グリーン奥から説明します
いつも同じサイドから見ていると、理解したように錯覚してしまう
だからあえて見る方向を変えています
ティーショットを坂の向こうから打ってきました
ボールの止まったところがB地点です
そこからのセカンドショットが図のように池に入り
観ていた処置がイのポジションを「ポイントオブエントリー」と定めた
ボールが最後にハザードとの境界を越えた地点であります
ボールがポチャンと入った地点は、この場合無関係です
「ポイントオブエントリー」は、むしろアのポイントです
しかも、イのポジションから2クラブを計測してドロップ
違うんですな
仮に、ポイントオブエントリーがイであったとしても2クラブレングスを計測してはいけません
それは赤杭で示される「ラテラルウォーターハザード」の処置になります
この場面は黄色い杭のウォーターハザードです
処置の方法が異なります
正しいポイントオブエントリーの位置であるアのポイントとカップを結んだ後方線上にドロップ
その線上から少しぐらいとズレてもいけません
後方線上なのです
ここでズルをする人もよく見かけますが
あるいは、元打った地点
この場合はセカンドショットを打った地点になります
わざわざそのショットを打って出来たディボット内にドロップする必要はありません
それは避けてくださいね
元ボールがあった地点よりもカップに近づかないで
処置はそれしかないんです
もしあるとしたら、池の中のボールをソールをせずに打つことです
くれぐれも
この件を取り上げて重箱の隅をつつくことが目的ではありません
みんなでルールを覚えようねってこと
ただそれだけです
これで今日の私の役目は終わったかな?
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