リッチな店長日記
もうひとつのSの話をしよう
2015年02月03日
「BONDI WEDGE」トリビュートモデル
もうひとつのSは、
ショーン・マッケンジー
いかにもかっこいい名前でしょ
ショーンは私にはベン・クレンショーに見えました
ゴルフがかっこよくてね
かっこいいゴルフをする人が多かったのですが、その一人です
かっこいいっていうのはファイトのことです
グリーンの外からでも転がしてピンに寄せてくる
あのアグレッシブなゴルフ
かっこよかったなー
それほど飛ばないけどね
かっこよさには、飛距離なんて関係ないよね
当時私はホームステイ中
あまり家主とうまくいかず、物件を探してたんだけど
いえ、シェアハウスです
そう、オーストラリア入国7週間で見知らぬ現地人と一緒に暮らすという暴挙
それでも、そこから出て行きたかったのよ
引越しを手伝ってくれたのが、その日一緒にプレーしたショーン
家主を何とかして驚かそうとも思っていました
私が英語が話せないと馬鹿にしてましたから
決して無口だったわけではないんですが、話すとすぐに英語を直す
それも教育だったのかもしれませんが、私には辛かったねー
もういいや、もういいや、が重なってそうなっちゃったみたい
小さな荷物を車で運んでくれました
最初の緑のホールデン サンバードの中古車を買うのも手伝ってくれました
同じモアパークのメンバーだったから?
メンバー間で、仕事のパートナーを捜すことすら出来るぐらいでした
コミュニティーがやはり開けていましたよね
日本じゃなくて
でも、日本でも名門倶楽部だとそういうお付き合いもあるようですね
ショーンは、プライマリースクールの先生
平日でも休みを取って一緒にゴルフに行けました
オーストラリアってゴルフをしたくて先生という職業を選ぶ人もいたんです
数々の上手な人もいました
グラハム・マーシュもそうですよ
数学の先生だったってね
キャッスルヒルという少し遠いゴルフ場にショーンと一緒に行ったときのこと
水曜日のオープンコンペでした
組合せで一緒になった二人は、どう見ても学校の生徒さん
「今日は学校休んだ」って
我々に職業を聞くから、ショーンも言わざるを得ない
すると、くわえていたタバコをすぐに放して驚いた
するとショーンは
「自由にやってもらったらいいよ」
喫煙には少し年齢が足りなかったように思いますが、10代で成人します
ですから、喫煙のリスクは彼ら自身の問題
Your own risk
そういう言葉が氾濫しています
とにかく、いいゴルファーでした
キャッスルヒルを代表する選手でした
エコブ兄弟もこのキャッスルヒルの出身です
デービッド・エコブ
マシュー・エコブ
とにかく怯まない
ショーンから見習ったところはそれです
子どもの頃はプロゴルファーを目指してたってね
だからかなー
プレー態度が紳士で、真剣だったよね
日本じゃそんな人見かけないよ
その山の5合目にも達しない人を、みんな褒めてるもの
他人の目を気にしていい人でいようとする人
そういう人は多いけど
スポーツは真剣に戦い
それでいて、相手を思いやる
日本人には無理なのかねー
両者、あるいはそのどちらかが欠如しています
日本のゴルフの中にはあまり見かけないよね
昨日紹介しました「LEIOS」のボール
早速売れました
このボール、ウレタンカバーでは決して得られない
そんな素晴らしい構造です
是非ともお試しいただきたい
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