リッチな店長日記
大サービス! 本日3稿目 あだ名は、The Old Man
2013年06月05日
ウォルター・トラビスとスケネクタディパター
ピンのアイアンがルール違反なら
もっと有名な違反クラブがあった
しかし、それは濡れ衣とも言うべき
白人同士の妬みというか
1902年電気技師であったアーサーF.ナイトによって発明されたセンターシャフトのマレット型パター「スケネクタディパター」
同年のUSオープン1週間前、ウォルター・トラビスのもとに彼自身がオーダーしたパターが届く
それは、ナイトの作る第2番目のパターであった
そしてウォルターは、USオープンで2位タイの好成績を挙げる
アーサーF.ナイトは、その後の1週間で100本以上ものオーダーを受けた
その後、トラビスは翌年1903年のUSアマに優勝
またその翌年の1904年、全英アマにも優勝する
1910年R&Aはトラビスの使ったスケネクタディパターを含むセンターシャフトのマレット型パターをルール違反とする
しかしUSGAはそれと同調せず、アメリカ国内で使用され続けた
トラビスが試合から引退して長らく後、1918年の第一次世界大戦時、赤十字への寄付としてスケネクタディパターはオークションにかけられた
そしてガーデンシティークラブのメンバーであったルイス・ラファムによって落札された
落札価格は、1700ドルであった
34年後の1952年、スケネクタディパターは何者かに盗まれ、二度と返ってこなかった
「トラビスパター」とも呼ばれた「スケネクタディパター」
そのパターがそれほど入ったのか?
私は、トラビスが練習熱心だったからだと推察する
飛距離アップを図るため、ヒッコリーシャフトの時代に50インチのドライバーを使用した
パッティングリーンに小さめのホールカップを埋めた
トラビスについて調べてみると、なかなか趣が深い
それに彼は、意外なことにオーストラリア人だ
私とちょうど100歳違い
誕生日も近い
ただ、
私は彼のようにゴルフの殿堂には入れなさそうだ
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