リッチな店長日記

「こんなとこに置いたら、草がかわいそうや」

2008年01月14日

とある駐車場の放置された赤いコーンを、植え込みに片付けようとしたら、そんな言葉が私の心に浮かびました。

「あれっ?あれはいつの話だっただろうか?」

そうそう、あれは私が小学生の頃に聞いたことがある言葉です。
私が小学生の頃、いつも近くの会場(公民館)や、その隣の保育園の運動場で遊んでいました。

ある日、人さらいが、

坊主の衣を着た人数名が、遊んでいる子供を次から次へとさらっていくのです。
抵抗する子供には、柔道の技すら使っています。

「背負い投げー!」なんて言いながら

そしてさらわれた子供たちは、会場の中に連れて行かれ、

なんと、

無理やり習字を習わされるのです。

現在では、社会問題にもなりかねない強引さですが、引き続き月謝を払って習っていた子供もあったようです。

まだ若きそのリーダー格である坊さんが、ある日、ラムネの空き瓶が入った木箱が邪魔になるので、草の上に動かしていて、放った言葉がそれです。

「こんなとこに置いたら、草がかわいそうや」

そう言って、坊さんはコンクリートの上に置きなおしました。


「今では、あんまり聞かんようになった言葉やねー」

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