リッチな店長日記
「ドリルせんのかーい」
2016年03月13日
4年生の子どものサンドウェッジが重すぎたので、ドリルを入れたところです
特にどういうことでもないのですが、ひつと思い出しました
昔勤めていたとき、会社の職人さんにお客様のクラブの重量調整を頼んだのですが、
なんと、この仕事をしくじったのです
面倒といえば面倒ですが、
ドリルの刃を小さいものから大きなものへと頻繁に交換しなくてはならないこと
それを怠り、深く深く入って行っちゃった
そして貫通
青函トンネル開通万歳!
それで、新品のサンドウェッジがお釈迦になりました
なんとか代わりの商品が1個だけ倉庫に残っていたので事なきを得ましたが
その後しばらくの間、その職人さん
とてもショックだったようで
しかし、横着はいけません
新入社員の私は、遠慮もなく
「ドリルの刃を大きくしたらエエのに」
さすがに当人の職人さんには言っておりませんが
こんなことを口にしていてはトラブルの元です
私でも知っていた
でもそんなに難しいことでもない
しかし、
実は、
この仕事、かつて私が依頼した修理でありました
私が学生で吹田に住んでいたころ
自転車で探し回って行ったのは、茨木の山本さんの工場
杉原輝雄さんの義理のお父さん
ジョー山本さんを訪ねて
わざわざつまらない修理を依頼に行きました
古道具屋で見つけたパワービルトのサンドウェッジ
つまりクラブを1本持って、自転車に乗ってウロウロしてたんです
ただ、ドリルを入れてもらおうと思ってね
当の山本さん、もうご隠居さんの一歩手前でしたが
ちょうどお昼の休憩時間でしたか
そのタイミングが良かったのです
休憩中の職人さんを使えない時間ですから、自らボール盤で穴を開けてくださいました
太いドリルの刃で一気にやってしまったものですから、仕上がりは微妙でしたが
まあ、それなりに味のあるクラブになりました
私は長らく使いました
職人さんには、「出来ひん」を連発する人とそうでない人がいます
ここに何か境目があるようです
明日は、確定申告の提出日です
私は明日で最後にします
それが終わって、ぱーっとやりたいところですが、
倉庫に多量の手袋の在庫があります
これ、何とかします
不良在庫ではありませんが、ちょっと名目を減らさないとね
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