リッチな店長日記
差別と戦い
2015年01月16日
外国人になったらこんなにしんどいんかと
身につまされた
そんなことが外国にいたらよくわかります
言われもないことで、ただのゴルファーである私の身に災いが降りかかってきたり
もしかしたら陰で殺される勢いだったのかもしれません
いや、意外と冗談でもないのです
シドニーで、どこかメンバーになるコースを探しておりました
うちのホストマザーが言うには、
セントマイケルズ
イーストレイク
モアパーク
この3つのパブリックコース
当初、まだ車を持っていなかった私は、バスでも行きやすいところを選択しました
モアパーク
ボンダイからバス2本でたどり着けるところだったのです
クラブハウスで応対してくれたのは、ゴルフクラブのキャプテンであるロン・ハースト
ハンディキャップを示すカードを持っているかという質問に
「日本語だけど、あります」
当時のハンディキャップは7
その数字が確か「7」であって、漢数字の「七」ではなかった記憶
そのとおり、すべて日本語で書いてあるハンディキャップを示すはがきに、「7」という数字が記載されていました
晴れて私はモアパークゴルフクラブのメンバーになりました
どこに行っても下手なうちは問題が起こらない
上手になるうち、レイシストと呼ばれる白人が言葉を発するようになってくる
一番批判しやすいところはプレーのペース
これはどこに行っても同じようです
自分の方がプレーが遅いのに、必ずや相手の方がプレーが遅いと批判する
ある日、モアパークをいつもの仲良し4人組でオープン競技をプレーしておりました
サージ・ブリカード
ニューカレドニアから移民してきたアイランダー(現地住民)
トニー・ジュンティ
父がイタリア人、母がフランス人で同じくニューカレドニアからの移民
スコット・ウォラス
唯一オーストラリア人の銀行員
後ろからやってくるのは、白人4人組
なんら気にせず挨拶はしておりましたが、まさか、この人たちがそういう人種の人たちとは
パー5の10番ホールをプレーしておりますと
セカンド地点にいた私たちのほん手前まで打ち込んできて
「君たちは0.5ホールプレーが遅れている」
「前のパーティーはすでにグリーンを終わっているではないか」
なんと、そんな瞬間のことを言われても、誰だってあるでしょって
私はそう言おうとしたのだが、オーストラリア人のスコットが
「フェアイナフ」
「じゃ、前に行っていいよ」
私には、彼が言うのだから不利にはならないだろうと
ただ、なるように
追い越す彼らは、それが本当なのか
グリーン上で
「Good birdie!」
「Good par!」
そんなに上手だったかなー?
わざとらしい掛け声
負けず嫌いの私は、一人で
「Good birdie!」
の掛け声
言われたスコットは笑っている
「Good eagle!」
の掛け声に、さすがにサージは、
「おいおい、ユキ、それは違うよ」
って
私は、
「I know. I know.」
やはり後で問題になったようである
ロンから、その件について質問を受けた
しかし、不問にされた
日本人、韓国人は、海外でのプレーのスピードが問題視されます
それもよくわかります
しかし、差別の心を持って指摘するのとは少し状況が異なっています
色んな事件があったけどロンは私をかばってくれました
後になってからわかることです
その後、私が勤めていたプロショップが放火されます
どうやらそこにもレイシストの影が見え隠れします
オーナーは、中国人とのハーフでした
至近距離から私に向かってボールを打たれたこと
もちろんフルスイングで
そういう命の危険もありました
外国って、どこかそういうもんだと思ってます
ボンダイウェッヂ
トリビュートモデル
ロンのイニシャル
「R」も、バックフェースに入ることになります
先日語りました、ハンガリーからの移民
レズリーの「L」
ニューサウスウェールズ・フォーサムズチャンピオンシップでベスト10に入った私のパートナー
トニー・ジュンティの「T」
青山ゴルフクラブでお世話になった
廣岡敏男支配人の「H」
こうしてゴルフを教えているのも廣岡支配人のおかげです
そう、廣岡監督のお兄さん
ここでひとつ
「S」について説明しましょう
また次回に
今日は、大阪に出かけます
キャスコの展示会の最終日です
写真を撮ってきます
新商品はしっかりレポートしてきます
- Tweet