リッチな店長日記
気軽に読んでくださいネ 後半はちょっと難しいかも
2014年12月17日
「ボケッ!」
って、家を出てしまった
かみさんの機嫌が悪く、当り散らすのに耐えられなかった
いや、いつものように夜遅く、
耐え切れなく寒くなってから帰ってきました
その間、仕事場にいたのですが、こんな寒いのに仕事がはかどるわけがない
今朝、朝刊を読むとうれしい記事が載ってました
3面記事
裏3面というべきでしょうか
目に飛び込んできた文字は、
「山電」
山陽電車の記事が載っかってます
私にはホッとする記事です
あとでスキャンしましょう
実は、私の実家と工房は、山陽電鉄のお隣さん
間を挟まず、すぐに電車が走る
木が伸びれば苦情が来る
そんな間柄です
(それほど近いということですよ)
(もともと木なんて植える敷地なんてないんですけどね)
しかも、実家はもともと山陽電鉄の持ち物でした
親父が当時、官舎として使っていたようです
これ以上話は進みません
あとは、アップロードする新聞記事をご覧ください
デモクラブを持って行って試打してみました
2本用意するつもりが1本になりましたが
なんとも軽いクラブ
ダイナミックからでは、トップが続いてしまう
少し慣れると、なんとまあ、しなりを感じ出しました
そうです
K's-Tourシリーズは、あまりダイナミックほどしならないのです
いわば直線的なシャフトです
慣れると楽なもので、フレックスは S だったのですが、K's-Tour Lite の S よりもしっかりしています
なかなか面白いシャフトです
X も要るかなと最初は思いましたが、かなりスピード感があるのでこれは要らないでしょう
しなる感じが必要であれば、あえて R でもいいのかな、と思いました
本当はもう1本打ってみたかったのですが、
今回入荷したアキュフレックスのスチールシャフトです
ところが、サイトで探したのですが、トリミングマニュアルが見当たりません
つまり装着方法の手引きです
素人さんには、これが必須です
しかし、我々プロには
(偉そうなことを言っております しかし、プロよりも妙に詳しい方がおられることも自覚しております)
マニュアルは、ひとつの手法に過ぎません
カットの方法は、何種類もあっていいものです
FSTのトリミングマニュアルは画期的なものでした
番手ごとに8分の5インチカットです
なんともわかりにくい寸法です
しかし、これが完成すればきれいに5cpmずつずれていくんです
これが、すべてのパラレルチップのスチールシャフトに当てはまるとは限りません
このアキュフレックス専用のマニュアルを私自身が作らなければならないのです
当たり前では、2番アイアンから0.5インチずつカットしていく
その後、番手ごとに0.5インチカットする長さが増えていきます
非力な方には、5番アイアンをノーカットでスタートしてもかまいません
少し細めに仕上がるでしょうが、それほど問題はないはずです
まずは、パラレルチップセクションの長さを測ってみましょう
先端径(この場合は9.4mmです)の太さがどこまで続いていくかです
その長さを測りましょう
その長さを番手で割れば、だいたいのマニュアルは出来るのですが
それはあくまでも基本に過ぎません
さあ、そこからどうするかです
ここからは、少しマニアックに行きます
では、0.5インチ先端を余分にカットすることで、特別なデザインがされていないシャフトはしなるポイント
つまりベンディングポイント(キックポイント)がヘッドに近づきます
そうすると、ショートアイアンほど先調子になります
それは必ずしも悪いことではありません
長い番手は低い球で風に強く
短い番手は上から落とす
こういうことも出来ます
0.25インチずつ先と手元の両方からカットすることで、ベンディングポイントをクラブの同じ位置に留めることが出来ます
少し手間ではあります
また、これもあるのです
先端をカットしない
昔のグラファロイ
ホンマゴルフ
ロイヤルコレクション
などがやっていた手法
短いクラブほど手元調子になるというやり方
シャフトの手元部分が細くなるので、特別なシャフトのデザイン
(ボトルタイプといいますか)
が必要になります
ホンマゴルフは、手元が細くなる分、余計にテープを巻いておりました
ショートアイアンのフレックスが硬くなりすぎない長所がありました
大まかに分けて、この3種類
しかし、FSTはこの範疇を飛び出して8分の5インチでした
それでも、決してベンディングポイントが変わりすぎて打ちにくくなることはありませんでした
シャフトのデザインです
あえて、キックポイント(ベンディングポイント)を誇張させない
そういうシャフトなのです
余談ですが、こういう推測ができます
8分の5インチ先端をカットして、バット部分が8分の1増えるわけですが
それで、5cpm硬くなります
先端を2インチカットして、S を X に
8分の16インチだから、10cpmの変化はここで起こる
つまり、8分の1.6インチ
まさに不思議な小数点の入った分数ではありますが
8分の1のメモリで1.6カットして、同じ長さのバット部分が増えるとサイクルが1異なる
私は、シャフトの振動数の調整に1cpmで8分の1インチカットしておりましたが、ほぼそれでいけるかと思っておりました
2cpmとなりますと、8分の3.2インチですから、本来はメモリが3つ必要なわけです
確かに私は2つメモリをカットした上で、少し調整でもう少しカットすることを余儀なくされていました
2cpmだと最初からメモリを3つカットしても良いのですが、振動数は気まぐれで、急に数値が上がってしまったりもします
この点は皆さんにお任せします