リッチな店長日記
クラブのお話
2014年03月09日
まずは、先日お問い合わせがありましたシャフトの件で
FSTというシャフトを、私は一生懸命推薦しながら売っております
細かいオーダーに対応できるのでちょうどいいんです
「1本のシャフトで、ロングアイアンからウェッヂまでクラブを組み立てると、ショートアイアンはグリップの部分のシャフトが細くなりませんか?」
そういうご質問でした
FSTのシャフトは、先端部分と手元部分がパラレルになっています
中間部分がテーパーになっております
そこでフレックスを出しているのですが、
しっかり設計されていますので、どの番手も同じようにグリップが装着されます
大丈夫ですよ
ちゃんときれいに仕上がりますから
これは書いてもいいだろう
昔、と言っても、私にとってはつい最近のような気がします
ホンマのアイアンは、1本のシャフトから、先端ノーカットでクラブを組み立てていましたので、
組み立てた後はグリップ部分の太さが異なっておりました
若干重量の異なるシャフトで組んでいた可能性は残りますが、間違いなくショートアイアンのグリップ部分は細かったのです
下巻きテープを2枚巻いたり、1枚とバックライン側半分の1.5枚を巻いたりして、太さを調整しておりました
高いアイアンセットでしたよねー
それでも、中身はそんな状態でした
元ホンマゴルフの店長から聞いたことなので、問題はないと思います
修理の際、グリップをカットしても確かにそのようになっておりました
さて、次のお話は、
あまり大きな声では話せません
お客様の一人から得た情報です
そのお客様、このブログを毎日チェックされています
だから必要以上のことは書けません
しかし、マニアックなゴルファーには必要な情報です
絶対そのはずです
では、お話しましょうか
私がゴルフフェアで探していたのは、飛ぶ素材のドライバー
DAT55
その素材だと思っておりました
しかし、試してみると6-4チタンでも同じように飛ぶ
抑えられたスピン量は、どうしようもないことでしたが
とあるパーツ屋さんのブースで話しておりましたら、
素材のコストのことを言っておりました
6-4チタンだと高いお金をお客様からいただくのが困難だと
だからこそ、SP700や、ベータチタン、DAT55を使うのだそうです
すでに反発係数のハードルが設定されていますので、どの素材で打ってもそれほど変わらないように言っておりました
しかし、その6-4チタンという表示には落とし穴が
ほとんどのメーカーのカタログには、素材 6-4チタン
こう書かれております
その6-4チタンも、それぞれに異なった金属なのです
本来ならばA社の6-4チタンと、B社の6-4チタンは違うのです
入っている素材は違うのです
だから、それだけで判断するのは大間違い
飛ぶか飛ばないか
それは、うわべだけの問題じゃない
もっともっと深いところにある
政府からの肝入りの会社だからどうだのと、それは関係ない話です
まあ、ちょっと待ってみてください
まだまだこの業界は熾烈ですから
ただ、巷の評判というものはどうしようもないことですけどね
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