リッチな店長日記

穴あけ屋というご職業

2014年03月05日

アイアンヘッド関連のご職業は大忙し

消費税前の駆け込み需要はここにあるようです

仕事が滞ってしまっているのが、「穴あけ屋」といわれる職業

たぶん鉄工所が、その仕事を請け負っているのかとも思いますが、

アイアンホーゼルの、シャフトの入る穴をドリルで開けるお仕事です

普段はそんなに穴あけ屋さんの数は必要ないのでしょうけど

一斉に注文を受けたもんだから、ここで仕事が止まってしまっています

 

こないだ届いたアイアンヘッドのホーゼルホール、ほんの少し深さが浅かったなー

8分の1くらいか、16分の1程度

それがどうってことはないですが、

通常、1インチと4分の1の深さです

私は責めてないからね

 

急いでやってるんだろうねー

 

ホーゼルホールってアイアンヘッドの最も大事なところのひとつです

その穴が曲がっていたらどうしようもありません

市販のクラブで1度曲がっているのはザラ

2度というのはあまりないでしょうけど

1.5度ぐらいなら、曲がっているのを見たことはあります

どうしようもないアイアンに見えますけど

1度ならなんとかきれいに直ります

 

昔、って

そうですねー

ベンホーガンのクラブってほとんど曲がっていたよねー

小難しく、ホーゼルをフラットな方向に曲げるデザインで、シャフトからの重心距離を短くしようとしたので

ホーゼルの上の方をはさんで穴を開けてくれたらよかったのですが、

どうしてもホーゼル全体を固定して穴を開けてしまうと

曲がったホーゼルに、曲がった穴が開く

そういう状況でした

その後、日本で作られるようになったのです

ストレートホーゼルにして

 

設計者の意図を、製造者に伝えるのはなかなか難しいことですよねー

クラブの役目を考えながらデザインしているってことは、あまりないですから

そうでしょ?

だから同じようなヘッドがいっぱいできるわけですよ

変わった形のヘッド

見てて嫌になるような形

絶対売れないだろうなと思うウェッヂ

そういうのが本当は必要なんです

どういうライからどういうショットをするときに、どう構えて、どうソールを使うか

それがなければ、ただのきれいなウェッヂです

 

「私は、きれいなお姉さんは大好きですが、きれいなウェッヂにはあまり興味がありません」

 

 

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