リッチな店長日記

「もしもし、ダレン居ますか?」

2010年08月28日

「もしもし、ダレン居ますかー?」

電話をかけた相手は、ダレン・ピーブルス

今でも、イーストレークで週末にプレーしているはずですが


彼が云うには、ダルン・ピーブルス

日本語表記では、ダルンがもっとも発音が似ているとのこと

もし、身近にダレンという外国人がおられれば、ダルンと呼んであげてください


私のシドニー時代の小さな友人

ジュニアペナントが終わった日の、夕食後の時間に電話をかけた

ジュニアペナントとは、ゴルフクラブのジュニアチームが戦いあうものです

私は、大人の部で参加しておりました


一日中、ダルン(ダレン、以下ダルンと表記)の組をついて回りました

もちろん、彼は小学生でもシングルプレイヤー

レフティーなんですけどね


いつものプレーじゃない

何か緊張している

相手は、チームのエース

まるでビビってるよう

ダルンは身長が低く、相手選手は特別背が高い

知らない人が見ると、見るからに負けそうに見えるが、私はそうは思ってなかった

しかし、

飲み込まれてしまった

いつもの彼のプレースタイルじゃない

なにか遅い



「おい、ダルン  今日のプレーは、メチャクチャ悪かったな」


「いつものおまえのプレーと違ってたやん」


こんな物言いするふつうの大人は、西洋には居ない

日本でもあまり居ないか

わかってるけど、私の物言いで云いたかった


「今日の相手はジュニアでは強いかしらんけど、オレの方が強いやん」


「そんなオレをやで、時折おまえやっつけておきながら、なんやねんあのプレーは」


「いつもとプレーが違うやないか」


「パターのラインを読んだら、ボールに歩み寄ってBang!」


「ボールに歩み寄って、Bang!やないか」


「何やってんねん!」


こんなこと云われたことがない西洋人の子ども

どう受け取るかは、計算してなかった

でも、こいつとは意思が通じ合っている

きっと、理解してくれるだろうと


「サンキュウー、ユキ」


返ってきた言葉はそうだった


翌週から、ダルンの歯切れ良いプレースタイルが戻った


褒めて育てようか、貶して育てようかなんて、問題やあらへん

子どもはその大人のパーソナリティーをそれとなく理解しているはず

しっかり平生から育てていれば


本心を伝えたら、そんなに気にしないで

神経質になりすぎないで


大丈夫、大丈夫

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